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着物買取業者ランキング【おすすめ3選】

味わいある多様な柄を楽しむ、
愛知県の有松・鳴海絞

有松・鳴海絞は、数ある織物技法の中でも絞りに属する種類となっています。その名の通り、生地を絞って柄を作るため、自然で不思議な印象に仕上がります。人が計算して描いたものではなく、絞り加減によって偶然に浮かび上がる柄なので、とても味わい深いです。

愛知県内で広く作られており、名古屋市・岡崎市・半田市・刈谷市・知多半島他、あらゆるところで製造業者や職人が伝統を引き継ぎ続けています。担い手問題で何かと取り沙汰される伝統文化ですが、有松・鳴海絞に関してはしばらく心配の必要はなさそうです。きっと、上質でありながら馴染みやすい雰囲気、飽きのきにくいシンプルなデザインといった特徴が伴うためでしょう。着物地や羽織のほか、若者にも人気の浴衣などに広く取り入れられています。

製造は、複数の工程を経ておこなっていきます。図面制作に始まり、型彫りや絵刷り、そして有松・鳴海絞に欠かせないくくり、染色など、シンプルな仕上がりからは想像しにくいほどに丹精が込められています。特にくくりについては、複数の家で分担作業をおこなうのが昔からの習わしだそうで、複数の職人がこだわりを注ぎ込んでいます。

また特徴的なのが、絞り柄の種類です。くくり方次第で、さまざまな柄を表現できます。主には、不規則なしわが杢目のような仕上がりになる杢目縫い絞り、左右対称柄を間半分に折り固く締めて染める唐松縫い絞り、つまみ縫いや山縫いとも呼ばれるシンプルな折り縫い絞り、その名の通り、蜘蛛の巣が連続したような柄である手蜘蛛絞り、電動機械を使ってより細かい手蜘蛛絞り模様を連続させる機械蜘蛛絞りなどがあり、10以上にも及びます。

有松・鳴海絞は、江戸時代の初め頃から続けられているといわれています。現在の大分県にあたる豊後の大名が、当時の愛知県である尾張を訪れた際に連れてきた職人によって伝えられたそうです。以後、藩の保護のもと大切に継承され続け、さまざまに進化を遂げながら伝えられてきました。

愛知県に伝わるやさしく
華やかな友禅、名古屋友禅

名古屋友禅は、手描き友禅技法のひとつです。筆や刷毛をもちいて描くため、それはそれは美しく繊細な仕上がりが特長となっています。細かい線やニュアンス、自由な色使いにより、それこそ着る絵画といっても過言ではないような鮮やかさです。

そんな中でも名古屋友禅には、独特の雰囲気が伴います。華やかさや繊細さはもちろんのこと、どこか渋さも伴うのです。自由な描き方ができる技法であるにもかかわらず、あえて印象を抑えるというのは不思議な技法に思えるかもしれません。ですが、日本ならではの奥ゆかしさや味わいが伴うだけに、より上質な雰囲気を感じさせます。

もちろん、これには理由があります。渋さを強調するのは、ずばり愛知県名古屋地方の気風が影響しているためです。この土地では、質素倹約が気風とされているそうです。そのため、奇抜過ぎない色数を控えた単彩濃淡調による渋い表現が主流になったといわれています。

とはいえ、だからといって暗いイメージなのかといえば、そうでもありません。花や動物を発色良い色味で描いたものも多く、幸福な気分にさせてくれるものが多いです。色使いによるごく繊細な工夫に他ならないため、地味という印象はほとんど感じないでしょう。

名古屋友禅が盛り上がりを見せたのは、1730~1739年頃といわれています。当時の尾張は華やかな文化でにぎわっており、他地域からも工芸職人が盛んに出入りしていたそうです。そんな中友禅士も訪れるようになり、技法が伝わったといわれています。以後、尾張・美濃が絹織物の名産地であったことも影響し、定着していきました。

ただ、当時はまだ名古屋友禅という名前が使われていなかったそうです。名古屋で作った友禅は京都に流通させていたため、現地のものと同様に京友禅として認識されていたそうです。名古屋友禅と名付けられたのは、1983年の組合設立がきっかけでした。以後、伝統工芸品の認定を受け、れっきとした愛知県名古屋特産の工芸として展開されるようになりました。

二大産地である愛知県で古くより
伝承される伝統の扇子、名古屋扇子

みなさんは、愛知県名古屋と聞くとどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。きっと、扇子の名産地であると考える人はそう多くないでしょう。実は日本において、京都府と愛知県は扇子の二大産地と称されています。そのため愛知県で作られる扇子は質が高く、職人の作る、古くより伝え続けられる美しい絵柄が描かれた名古屋扇子は、特に名高いです。

名古屋扇子は、表裏面共に美しい絵柄が描かれているのが特徴的です。鮮やかで、かつ愛知県の気風が反映された渋みも加わるため、奥深さが感じられてなりません。本物を知る大人の持ち物として、重宝すること必至でしょう。

とはいえ、では若者には適さないのかといえば、そうでもありません。近年のクールジャパンブームも相まって、国内外の老若男女から注目を集めています。また、扇子といえば末広がりの縁起物でもあります。贈答用や祝儀用・イベント用・記念扇といった、贈り物や記念品としての用途でも重宝できます。もちろん、海外の人が土産物として購入しても喜ばれるでしょう。名古屋扇子のような伝統的な工芸ともなれば、なおさらです。

扇子の製造は、扇骨・紙・折・仕上げといった複数の工程を経ておこなわれます。そして名古屋扇子においては、そのすべてを家内工業での伝統的な手作りにて勧めていきます。胴切・割竹せん引き・あてつけ・白干しなどの竹の工程、紙合わせ・箔押し・中付けといった紙の工程それぞれに多数の作業が伴うため、とても手間がかかります。それこそ、継ぎ手が見つからず、技術継承においての悩みが絶えないほどです。ですが、それほどの丹精込めて作る作品であるだけに、品質はお墨付きです。

名古屋扇子の元祖は、宝暦年間に名古屋城下へ移り住んだ京都の親子によって始められました。当初は唐扇でしたが、徐々に両面に渋を引く名古屋扇子が確立されていきます。さらに大正年間に入ると、贈答品等用途も広がり、今日のように気兼ねなく楽しめる工芸として認知されるようになりました。戦後は国内はもちろん、海外輸出の品としても高い人気を誇っています。若い担い手にも注目してもらい、ぜひ将来においても受け継ぎ続けてもらいたいところです。

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