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着物買取業者ランキング【おすすめ3選】

秋田県の食文化と共に栄えた
秋田八丈紫根染

東北地方の北西部にあたり日本海に面する秋田県は、夏は高温多湿、冬は豪雪のある地域として知られています。米どころ、酒どころとしても名高く、秋田県内での日本酒消費量が高いのも特徴です。冬には大雪が降り積もることから保存食が発達し、酒のつまみに好まれる味付けの濃い郷土食が多く見られます。

県魚でもあるハタハタは、塩焼きから干物、甘露煮、寿司と多彩な料理として食され、弾ける食感が癖になる卵部分のぶりこは和風キャビアとも称される人気です。ハタハタの塩漬けを原料にしたしょっつるは、魚醬の一種。畑のキャビアの別名を持つとんぶりやじゅんさいなど、珍しい食材が数々あるのも秋田県ならではの食文化です。

冬には外界と閉ざされた屋内で過ごす期間が長いこともあってか、秋田県では古くから織物の文化が発展しています。江戸時代末期には秋田畝織や竜門織、秋田平などが完成していたといいます。数々の秋田の織物の中でも、染料として秋田海岸に自生するはまなすの根を用いた秋田八丈は独特な鳶色が品の良い渋みを醸し出しています。

秋田八丈は、八丈島に伝わる黄八丈にならって織られた絹織物です。上州桐生から佐竹藩が招いた菱沼甚平が、染色や機織の指導の手が空いたときに開発しました。洗うほどに色つやが増す秋田八丈は、仕立てて数年経つ着物のほうが新品よりも輝きを放つのが特徴です。優美な色合いは誕生当時から京都や大阪にまで販路が拡大されるほどになり、現在でもわずかながら伝統が維持されています。染料によって呼び名が変わり、はまなすを染料とする鳶八丈の他、刈安・山つつじ・揚梅(やまもも)で染めた秋田黄八丈、はまなすに黒を混ぜた変わり八丈などが代表的です。

秋田県北東部の鹿角市花輪に伝わる紫根染も、秋田県の伝統的な技術です。自生する茜や紫根の根を染料にするのが特徴で、現在では染料の原料入手が困難なことから紫根染が施された着物類は希少な存在になっています。羽二重や紬、木綿などを無地染か絞染にすることが多く、紫根染の布地に施される伝統的な絞染技法では大升、小升、立涌、花輪絞が代表的です。

秋田県の伝統的な端縫い衣装で踊る祭り、
西馬音内盆踊り

秋田県南部の羽後町では毎夏、郡上踊りや阿波踊りと共に日本三大盆踊りの一つとされる西馬音内(にしもない)盆踊りが開催されます。歴史と伝統を誇る夏祭りですが、普段は人口1万5千人ほどの町にたった3日間で10万人以上の観光客が訪れる様は圧巻です。羽後町のキャッチフレーズは、「緑と踊りと雪の町」。豊かな自然に恵まれ冬には豪雪地帯となる羽後町では、夏の盆踊りが町をあげての特別なイベントとされています。

羽後町は、隣接する湯沢市などと合併話に加わらなかったエピソードを持っています。理由の一つとされているのが、町の伝統文化を守るため。秋田県内でも有数の文化財を保存する町で、伝統芸能が数多く残されている他、新しいイベントも次々に企画されています。そんな羽後町で開催されている西馬音内盆踊りは、700年以上前から続く伝統行事です。この踊りで踊り手がまとう着物は、端縫い衣装と呼ばれる伝統的なもの。色とりどりの端切れを接ぎ合わせたような、独特の伝統衣装です。

浴衣で踊られるのが一般的な盆踊りですが、西馬音内盆踊りでは端縫い衣装を女性の踊り手が身に着けることで華やかな雰囲気が出てきます。100年を超えるほどの絹布が使われることも珍しくなく、衣装そのものが準主役といってもよいでしょう。先祖から代々受け継いできた端縫い衣装をまとった女性陣の帯の結び方も独特で、御殿女中風に結ばれています。

端縫い衣装は、全国各地に見られた着物です。羽後町の端縫い衣装は防寒の中着として用いられたと思しく、綿入れのスタイルになっているものも多いといいます。伝統的な絞りや藍染めの技術が活かされた衣装もあり、他の地域では見られない独特の美しさを堪能できるのが、西馬音内盆踊りに全国各地からの観光客が後を絶たない理由でもあるでしょう。

羽後町では、祭りの直前、8月の第1日曜日に町内一斉で踊り衣装の虫干しをおこなっています。このときに西馬音内盆踊り会館にて展示される、各家々の衣装を見学するのも見ものです。

秋田県鹿角市に伝わる
鹿角裂き織りを体験できる道の駅

秋田県北東部に位置する鹿角市では、昔から農閑期に機織りが盛んでした。特に発達したのが裂き織りで、この地方で作られた裂き織りは鹿角裂き織りという名称で呼ばれています。古くなった布地を裂き、機織りの横糸として織り込むことで新しい織物を生み出す、いってみればリサイクル技法です。布地が貴重だった時代に、物を大切にする精神から生まれた織物なのでしょう。

裂き織りは今、手作りブームとして広まりつつあります。コースターやランチョンマットを作ったことがある方もいるかもしれません。手慣れてくると、ポーチやトートバッグなどの大物に挑戦する人もいます。ただ、簡易的なものでも織機を持っていないと作ることができないため、挑戦してみたいけれどチャンスがないという方もいるかもしれません。

裂き織りに気軽にトライできるのが、鹿角市にあるかづの裂き織り工房 花もめんです。道の駅かづの内にある工房で、予約をすることで裂き織り体験ができます。リーズナブルな料金で伝統的な織物体験ができるのは、お得です。わかりやすい指導を受けながら本格的な織機で作業ができ、20~30分でコースターやしおり、花瓶敷きなどを完成させられます。

道の駅かづのは、鹿角八幡平I.Cから車で3分の場所にある地域の情報発信施設です。JR花輪線の鹿角花輪駅からも近く、電車で秋田県を訪れた場合でもアクセスしやすいところです。鹿角裂き織りは、手作り物産館で体験できます。しおりで500円からの料金で、きりたんぽ作り体験や南部せんべい焼き体験などと共に人気の体験コーナーです。道の駅かづのには飲食施設やお土産店なども集合しており、一日いても飽きずに楽しめます。

かづの裂き織り工房花もめんでは、熟練のスタッフが制作した裂き織りのグッズも販売しています。コースターや敷物、しおりの他、スマートフォンサイズのポシェットなども揃っています。体験コーナーの料金は、しおりが500円~、コースターが800円~、花瓶敷きが1,200円~で、大きさによって料金が違ってきます。

買取エリア

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