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着物買取業者ランキング【おすすめ3選】

暑い夏を快適に過ごす
先人の知恵、奈良の蚊帳生地

夏になると、昔は蚊などの虫が侵入しないように蚊帳をつって過ごしていました。蚊帳は暑い日でも涼しい風を通すよう目を粗く織った生地で作られており、蒸し暑い日本の夏を快適に過ごす為に昔の人が考え出した知恵の詰まった道具です。奈良県はかつて都があった地でもあり、古代中国から様々な影響を受けてきた場所です。唐の都から伝わってきた蚊帳は既に奈良時代には奈良でも作られるようになっていたと言われ、「奈良蚊帳」や「大和蚊帳」と呼ばれていたそうです。現在でも奈良県は蚊帳の産地として有名で、様々な種類の蚊帳が作られています。

蚊帳生地に使われている素材は、綿、麻、レーヨンなどで目を粗くした平織りで織られています。それぞれの素材によって特徴があり、私たちの暮らしの中で最も馴染み深い綿は吸水性と耐久性の両方をバランスよく備えており、様々な場面で使えます。ざらりとした手触りが特徴の麻は耐久性に優れており、毛羽立ちにくい素材です。レーヨンは化学繊維と思われる方も多いですが、実は木材パルプを原料として再生された繊維です。しなやかでニオイがつきにくいといった特徴があるためキッチン周りを掃除する布巾にも最適です。蚊帳生地は日常生活でも使いやすいキッチン用の布巾やバスタオルなどによって適した素材が使われます。また、それだけでなくハンカチなどの小物やポシェットなどの他にワンピース、ホームウェアなども展開されています。

綿を使って織られた蚊帳生地で作られた衣類は軽くてやわらかな肌触りのため暑い夏を快適に過ごせます。蚊帳は折る途中で糸が切れてしまうことを防ぐため、補強に澱粉糊が使われています。そのため新品の状態では糊によってパリパリとした手触りになっています。使用する際にはぬるま湯に浸して糊を落としてから使いましょう。洗うたびに生地がふんわりとやわらかく、肌触りが良くなるのを実感できます。伝統を現在の生活に上手く組み込んだ奈良の蚊帳生地を試してみてはいかがでしょうか。

武士からのお墨付きも得ていた
奈良晒の魅力

不純物が取り除かれた真っ白な生地は見ていてとても気持ちの良いものです。晒(さらし)は織物や糸を漂白し、不純物を取り除いたもので、主に麻や木綿に対して行われる工程です。古くから高級麻織物の産地として知られていた奈良では、奈良晒と呼ばれる織物が盛んに作られていました。江戸時代には『日本山海名物図会』という日本各地の名産品を描いた書物の中にも奈良晒は重宝する品として描かれており、武士が礼服として着ていた裃(かみしも)にも用いられていました。

奈良晒の名前が記録されている最も古い文献は16世紀後半のもので、鎌倉時代には僧侶の袈裟として使われていたそうです。江戸時代に入ると、奈良晒は徳川家康のお墨付きをもらい、奈良晒の全ての生地の端には「南都改」という朱印が押されるようになりました。朱印のないものは売買が禁止され、江戸幕府の武士たちの間で広まるようになります。しかし、江戸時代後半には少しずつ生産量が減り始め、明治時代に入って武士からの需要がなくなると奈良晒は一気に衰退の道を辿ります。しかし現在でも奈良県東部の月ヶ瀬ではその技術を受け継いだ人々によって奈良晒が守り続けられ、1979年には無形文化財として指定されました。

奈良晒ができるまでの工程は大きく3つに分けられます。最初に「苧うみ(おうみ)」と呼ばれる糸を取る作業から行います。大麻(青苧)を三日ほど水につけ、細かく裂きます。裂いたものによりをかけ、経糸(たていと)にします。経糸を織機にかけたら次に緯糸(よこいと)を杼(ひ)と呼ばれるものに収め、経糸に通して織り上げていきます。この工程を「織布」と呼びます。最後に織りあがった布を白くする為の「晒し」の工程に入ります。出来上がった生地は反物の他にハンカチや布巾、バッグなどの小物にも使われています。やわらかく、吸水性の良い奈良晒しは着物の生地としても愛されているだけでなく、日常生活でも使いやすい素材としてこれからも残していきたいものの1つです。

奈良市で着物買取を考えているけれど
着物の状態が良くないと悩んでいる人

奈良県の北部に位置する奈良市は同県の県庁所在地でもあります。奈良市内にはウワナベ古墳など5世紀頃に作られたとされる古墳も多く、710年には都が平城京へと遷されると天平文化が花開きました。その後784年に長岡京へ遷都されるまでの間、日本の中心部として栄えていた奈良は、その後も東大寺や薬師寺などの仏教寺院が栄え、南都と呼ばれて多くの人々が行き交いします。現在でも奈良の大仏がある東大寺や奈良公園をはじめとした様々な観光地があり、国内外から観光客が訪れています。奈良市の市街地は盆地で季節や1日の間での寒暖の差が激しいことも特徴です。

奈良市の特産品には奈良漬や柿の葉寿司、トマト、大和茶といった食品の他に奈良漆器や奈良団扇、奈良筆などがあります。中でも奈良晒の歴史は古く、江戸時代には徳川家康によって認められるほどの質の高い織物でした。現在でも奈良晒の文化を受け継いだ人たちによって反物をはじめとし、布巾やハンカチ、シャツなどが作られています。

文化と歴史が刻まれてきた奈良市で、着なくなってしまった着物をどうしたらいいか困っているという人もいるでしょう。特に、傷みが激しい着物はなかなか買い取ってもらえないのではないかと不安に感じている人も多いかと思います。着物に限らず、新品の品物や状態が良い物のほうが高い値段がつきます。しかし、思い出の詰まった着物ですので、できれば捨てずに誰かの元に行ってほしいと考える人もいるでしょう。以前は保存状態の悪い着物などは業者が買取を拒否することも多かったのですが、現在では外国人の方を中心に着物の需要が高まっていることもあり、一枚でも多く着物を買い取りたいと考えている業者もあるようです。そのため、状態が悪いからと言って諦めてしまうのは勿体ないことです。無料で査定を行っているところもあるので、高額な値はつかないかもしれませんが、まずはダメ元で一度査定をお願いしてみてはいかがでしょうか。箪笥に眠っていた着物が誰かの元に行き渡り喜んでもらえるかもしれません。

買取エリア

生駒郡(安堵町/斑鳩町/三郷町/平郡町)/生駒市/宇陀郡(曽爾村/御杖村)/宇陀市/橿原市/香芝市/葛城市/北葛城郡(王寺町/河合町/上牧町/広陵町)/五條市/御所市/桜井市/磯城郡(川西町/田原本町/三宅町)/高市郡(明日香村/高取町)/天理市/奈良市/大和郡(山市)/大和高田市/山辺郡(山添村)/吉野郡(大淀町/上北山村/川上村/黒滝村/下市町/下北山村/天川村/十津川村/野迫川村/東吉野村/吉野町)