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着物買取業者ランキング【おすすめ3選】

軽やかな感触が
気持ちいい近江の麻

天然素材の中でも軽やかなのが麻です。麻と一口に言っても実は種類が多く、日本では本来ヘンプ(大麻)のことを麻と呼んでいましたが、国際的にはリネン(亜麻)、ラミー(苧麻)、ジュート(黄麻)なども含まれており、それぞれの名前で区別されています。その中でも現在日本に出回っている繊維の中で原材料の表記に「麻」と表示できるのはリネンとラミーだけで、その他のものは植物繊維と記載されます。

滋賀県は日本一の面積を誇る琵琶湖を持ち、比良、比叡などの山々に囲まれた自然豊かな場所です。琵琶湖から来る湿った空気や豊富で美しい水に恵まれた高温多湿な環境により、古くから麻の栽培が盛んでした。既に室町時代には「高宮布」という布が作られており、江戸時代に入ると彦根半が幕府への献上品として贈られていたといわれています。明治以前はこのあたりの気候をいかして大麻(ヘンプ)の栽培が盛んでしたが、現在では大麻取締法によって栽培が規制されているため日本国内ではほぼ取り扱うことがなくなってしまいました。そのため、現在の麻織物はリネンかラミーが主流になっています。

リネン(亜麻)は一般の麻のイメージに多いチクチクとした感触がないソフトな手触りが特徴です。ラミーと比べても毛羽立ちが少なく、キッチンやベッド周りなどでよく利用されています。人類最古の繊維とも言われ、エジプトのミイラを包んだ布としても使われていました。ヨーロッパではキッチンや寝室などで使う布小物にも使われています。一方、ラミー(苧麻)は寒さや霜に弱く、高温多湿を好む植物です。強度が強く、ハリやコシがあるのも特徴です。しかし毛羽立ちやすく、そのままだと絡まって織りにくいため経糸(たていと)にする場合は糊付けが必要になります。古くから受け継がれてきた伝統を守りながらも、現代の生活でも使いやすい物を作るため、近江の麻は様々な形で進化を続けています。麻独特の風合いをいかした着物だけでなく、寝具や小物に至るまで幅広く利用されていくでしょう。

滋賀県に伝わる独特な紬、
網織紬の魅力

滋賀県は面積の6分の1を琵琶湖が占めており、豊かな水資源と琵琶湖を囲むようにそびえる山々がある風光明媚なところです。江戸時代中期、琵琶湖の湖北地域では養蚕が盛んに行われており、漁業で使う網も蚕から取られた絹で作られていました。そして使い古した網を糸にして織り込んでいく網織紬という織物が誕生したのです。

網織紬は経糸(たていと)には地域で取れた生糸などを使い、緯糸(よこいと)に網から取られた糸を使います。織り込んでいくうちに網を切った時に出るヒゲが反物の表面に出るのが特徴で、それが他の織物にはない独特の風合いをかもします。現在では漁業用の網は化繊になってしまったため、網織紬を作るためだけにわざわざ絹で網を作り、そこから緯糸を作るという非常に手間がかかった織物です。滋賀県の伝統的工芸品にも選ばれています。

紬の着物は大島紬や結城紬などの有名なものがあります、コアなファンも多くいます。一般に紬とは先染めした糸を織り上げて作られ、落ち着いた色合いのものが多いのが特徴です。紬を使ったものには着物以外にも帯やコート、羽織りなどがあり、できるまでに手間がかかるため高級着物として人気もあります。

網織紬は紬の中でも決して有名な物ではありませんが、もし手持ちの網織紬を買い取ってもらいたいという場合、もしかしたら高額で買い取ってもらえる可能性もあります。一般的に着物を高く買い取ってもらう場合には、未使用のものや状態が良い物のほうが良いです。その他のポイントとして、証紙や保証書をつける、箱やたとう紙などの付属品も一緒にする、購入した店舗やどういった種類の紬か説明するといったことに加えて、その紬の価値を理解してもらえる店を選ぶという点が重要です。特に網織紬のような生産量が少ないものに関しては、その希少性について知っている知識が豊富なスタッフがいるところを探しましょう。もしかしたら思わぬ査定額が出てくるかもしれません。

滋賀県の秦荘紬
特徴と魅力について

県の面積の6分の1を琵琶湖が占めている滋賀県は、琵琶湖がもたらす湿潤な空気と温暖な気候によって古くから麻の産地として栄えていました。中でも近江上布は上質な麻糸を使って織られた麻織物で、江戸時代には近江藩が副業対策としてこの麻織物の生産を進め、近江商人たちの手によって全国各地に広がっていきました。こうした麻織物の技法を取り入れ、麻ではなく繭から紡いだ糸を使って織り上げた織物が秦荘紬です。

滋賀県頭部の湖東平野に位置する愛荘町では古くから養蚕業が盛んで、育てた繭から売り物にならない物を集めて糸をつむぎ、自分たちが着る衣類などを織っていました。秦荘紬の特徴は、近江上布で用いられていた「櫛押捺染(くしおしなせん)」の技法を取り入れています。出来上がるまでに手間のかかる秦荘紬は、1反を織るのに1ヶ月もかかるといわれます。現在では滋賀県の伝統工芸品としても登録されています。

秦荘紬には「春繭」と呼ばれる繭が使われます。蚕の中でも春に芽吹いた桑の葉を食べさせた物は良質な糸を作り出すと言われており、こうして出来上がった繭が春繭です。秦荘紬は春繭を手引きし、真綿糸にして使います。出来上がった糸は手織りで織られることでふんわりとやわらかな手触りになります。絹の上質な質感もあり、使うほどに良く馴染み独特の風合いを出します。色も天然染料を使用しており、自然であたたかな印象を与え、細かな絣模様が上品なイメージに見せてくれます。

生産量も少なく、年々その量も減ってきている秦荘紬ですがコアな着物ファンには人気が高く、着物雑誌でも取り上げられることがあります。秦荘紬の帯や着物を持っているけれど、もう着ることがなくなったという人は買取に出してみてはいかがでしょうか。より高く買い取ってもらうためのポイントは、秦荘紬に限らず状態が良い物である方が良いのですが、それ以外にも証紙や保証書、箱やたとう紙などの付属品があると良いでしょう。また、買い取りに出す店舗を選ぶ時には着物に関する知識が豊富なスタッフがいる店をお勧めします。

買取エリア

犬上郡(甲良町/多賀町/豊郷町)/愛知郡(愛荘町)/近江八幡市/大津市/蒲生郡(日野町/竜王町)/草津市/甲賀市/湖南市/高島市/長浜市/東近江市/彦根市/米原市/守山市/野洲市/栗東市