着物買取.net

着物買取業者ランキング【おすすめ3選】

絵画のような美しさ、
鳥取県倉吉市の倉吉絣

鳥取の真ん中あたりに位置する倉吉市は、昔ながらの白壁土蔵が並ぶ美しい街としても知られており、土蔵が並ぶ打吹玉川地区は日本の重要伝統的建造物群保存地区として観光客も多く訪れる場所です。そこで江戸時代より作られてきたのが倉吉絣です。絣とは、あらかじめ染色して分けておいた糸を経糸(たていと)や緯糸(よこいと)に置き、模様のようにして織り上げていく技法です。日本で作られている絣の多くは平織りという経糸と緯糸を交互に浮き沈みさせるシンプルな模様のものです。しかし、倉吉絣はそれを亀甲や花模様など繊細な絵画のように浮き上がらせる独特の技法で織られているところが大きな特徴です。

倉吉絣は江戸時代末期に織られ始め、その美しさから明治時代に入ると国内だけでなく海外でもその芸術性が高く評価され、諸外国の万国博覧会でも賞を受賞するまでになりました。しかし、時代と共に廃れてしまい、その美しくも複雑な織り方を再現できる人もいなくなってしまいます。その後昭和に入り、倉吉に住む一人の染織家が倉吉絣の復活に尽力し、20年の歳月をかけて現代へと蘇らせたのです。

倉吉絣の特徴的な模様は風通織と呼ばれ、一般的な絣の織り方である平織りよりも経糸を上げ下げする綜絖(そうこう)の数が多く複雑な織り方が要求されます。また、風通織よりも更に綜絖が多い組織は誰でも織れるものではなかったため、受け継いだのは選ばれた小数の人だったと言われています。明治時代には広く流通し高い評価を受けてきた倉吉絣ですが、大正時代に入ると工業生産に押される形で手織りの文化自体が廃れるようになってしまいました。それと同時に複雑で機械では再現することが難しい倉吉絣も表舞台から姿を消すことになったのです。現代では、復活させた風通織を更に発展させた「綾綴れ織」や「たすく織」といった新たな織り方も交えながら倉吉絣の保護や普及が行われています。倉吉市では倉吉絣を着て街を歩けるツアーも行われており、今後改めてその魅力が見直されそうです。

美しい色が魅力の
鳥取県大山友禅染ついて

中国地方最高峰でもある山、大山は鳥取県に位置し、標高1729mを誇り日本百名山にも選定されている山です。その大山の麓で生まれたのが「大山友禅染」です。大仙友禅染の歴史は新しく、京都で染色技術を学んだ職人によって始まりました。

大山友禅染めは伝統的な染めの技術の他にもアートとしての要素も取り入れ、着物だけでなく様々な商品や素材にも広がっています。中でも大手スポーツ用品メーカーと共同で作った革のスニーカーは発売時に大きな話題を呼びました。当初日本の伝統的な染めの技法を用いながら、革という素材に染め付けるのに多大な苦労があったそうです。しかし、一足一足手作業で染付けされたスニーカーには日本的な美が細やかに表現され好評を得ました。まだ歴史の浅い大山友禅染めですが、今後も新たな挑戦が期待されます。

友禅染めという染めの技法は日本全国で様々に発展してきました。有名なものには「京友禅」や「加賀友禅」などがあります。友禅は高級なものも多く、その美しさから根強いファンもいます。友禅の着物を持っているけれど、着る機会もなく買い取ってもらいたいと考えている人もいるでしょう。友禅の着物を高く買い取ってもらうポイントについて紹介します。

まず高額買取を期待するのであれば、どの着物にも言えることが状態の良さです。未使用、もしくはそれに近い状態の物の方が高く買い取ってもらえます。また、査定を受ける時には証紙や箱、たとう紙など付属品があればできるだけ揃えましょう。特に証紙はあるとないとでは価格が大きく変わってきます。

そして、一番のポイントは着物の価値をしっかり見極めることができるスタッフのいる店を選ぶことです。着物以外のものも取り扱っているリサイクルショップは沢山ありますが、こうした店では友禅などの価値を判断できる目を持ったスタッフがいる可能性は限りなく低いと言えるでしょう。そのため、品物に対し、適切な評価を下すことができる目利きのスタッフがいる着物買取の専門店に依頼することをおすすめします。

受けついでいきたい
伝統の技術、鳥取県の弓浜絣

鳥取県西部の米子市から境港市に広がる弓ヶ浜半島には松林が広がり日本海を臨めるおだやかな砂浜が広がっています。このあたりでは昔から漁業が盛んだった他、木綿の産地としても発展しており、江戸時代には「伯州綿」という名前で呼ばれていました。そこからこの地域特有の弓浜絣(ゆみはまがすり)が誕生します。山陰地方に伝わる絣の中でも弓浜絣は同じ鳥取県の倉吉絣、隣県である島根県の広瀬絣と並んで山陰の三絵絣とされています。弓浜絣は国の伝統工芸品、県指定無形文化財にも認められています。

弓浜絣の始まりは江戸時代前期頃と言われており、農家の女性たちが農作業の傍らで作業着などに使う絣の着物を織っていたそうです。弓浜絣は濃い藍色の地に白の糸で鼓や鶴亀などの絵柄を織り込んだ、絵絣と呼ばれるものが中心です。娘が嫁ぐ時には嫁ぎ先でもうまくいくようにと願いを込めて「いかり」の柄を、子供が生まれた時には「鷹」の柄などの縁起物の絵柄を織ったそうです。明治時代に鳥取県は全国でも屈指の絣織物の生産地でしたが、大正時代に入り工業化が進むにつれて手織りの複雑な絣の文化は廃れてしまいます。現在でも生産量は多くありませんが、その技術を守っていくため人材育成に励んでいます。

弓浜絣の特徴は、素朴な絵柄や地域性の見られる独特な絵柄です。そして、手つむぎのざっくりとした風合いは肌にやさしく、綿の特徴である吸湿性・保温性に富んでいます。絣特有の落ち着いた色合い、藍と白の美しいコントラストも魅力です。は絣の美しさや快適さを現代の暮らしにも取り入れやすいようにと反物だけでなくバッグやアクセサリーなどの小物、ワンピースなどを作っている作家もいます。また、スニーカーに弓浜絣を使うなどユニークなアイテムもありました。

まだまだ生産量・流通量は少ない弓浜絣ですが、落ち着いた中にも美しさのある魅力は年代や性別を問わず多くの人に受け入れられるでしょう。弓浜絣の今後の発展にも期待が持てます。

買取エリア

岩美郡(岩美町)/倉吉市/西伯郡(大山町/南部町/日吉津村/伯耆町)/境港市/鳥取市/東伯郡(琴浦町/北栄町/三朝町/湯梨浜)/日野郡(江府町/日南町/日野町)/八頭郡(智頭町/八頭町/若桜町)/米子市