着物の柄にはどんなものがある?

着物の生地

着物には古くから伝統的な柄が多数存在します。
柄によって雰囲気は大きく変わるため、着物の特徴を表す重要なパーツとなっています。
今回は代表的な柄を3つ紹介していきます。

吉祥文様

吉祥文様とは、繁栄や長寿を表す縁起がいいとされる文様の一つです。
中国発祥の龍・鳳凰・松竹梅・鶴・亀、日本発祥の橘・御簾・冊子など古くから縁起が良いとされる柄をあしらった着物です。
種類も多く、それぞれの絵柄には「長寿」「子孫繁栄」「夫婦円満」など様々な意味が込められています。

有職文様

有職文様とは、平安時代以降の公家社会で用いられた伝統的な文様のことです。
公家社会のきらびやかな世界を象徴した文様で、現在でも格式の高い柄として使用されています。
代表的な柄としては、水蒸気が立ち上がる様子を描いた「立涌」、花と亀の甲羅を合わせた「花菱亀甲」、鶴が翼を広げて向かい合う「向かい鶴」などが挙げられます。

四君子文様

四君子文様とは、梅、蘭、竹、菊の4つの花が揃った文様の事です。
それぞれ春夏秋冬を表した柄であり、一年を通して着ることが可能です。
4つの柄がそろって初めて四君子文様と呼ばれ、高価な着物に描かれることが多い文様です。

まとめ

今回は代表的な着物の柄について説明をしてきました。
絵柄一つをとってもそれぞれに意味があり、着物をより艶やかに彩ってくれます。
柄にはたくさんの種類があり、必ず高額買取になるという柄があるわけではありませんが、査定を検討する際の一つの目安としてください。

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